株式会社ジェーシービー

ご利用サービス:最適化学習プラン

interviewee:右より人事部 採用・研修グループ 寺澤 洋介様・黒澤 理沙様

 

成長したい意欲のある社員が必要なスキルを
自ら学ぶという文化・風土を加速させたい

日本発唯一の国際カードブランド運営会社として、国内外1億4,000万以上の会員数および約3,600万店の加盟店網※を持つジェーシービー(以下JCB)
※2021年3月末現在

今でこそ「自律型人材」という言葉が一般的に浸透してきていますが、JCBでは決済業界におけるビジネス環境の変化を捉え、コロナ禍以前の2018年からいち早く人事制度の改定を行い、自律型人材の育成を推進されてきました。

今回、JCBが社員の更なる自己研鑽促進の施策の一つとして導入した、弊社の「最適化学習プラン」について、ご担当者である寺澤様・黒澤様に詳しくお話を伺います。

会社から指示された研修にだけ参加する。それは本当に正しいのだろうか?という疑問

【寺澤様】
環境変化をスピーディに捉え、中期経営計画等で掲げているJCBの目指す姿やそれを落とし込んだ各部署のKPIを達成するために、「より良くすること」「新たな価値を生み出すこと」といった「付加価値創出型の仕事」に社員一人ひとりが取組む必要性があると考えています。「付加価値創出型の仕事」には、定められた形や正解がありません。それ故に、自ら考え、主体的に行動し、成果を創出できる自律型の人材を必要としています。

自律型の人材になるためには、仕事中の意識・行動の変容のみならず、「学び」に対する社員の意識・姿勢の変容も必要だと考え、2018年の人事制度改定時から「社員の自律的な学習の促進」をテーマに各種教育メニューの拡充を行ってきました。会社が用意した研修にだけ参加している状態は、自律とは真逆の状態に思えたからです。必要な「学び」を社員一人ひとり自ら選択し、能動的・継続的に学習する習慣付けの促進により、学習面においても受動的な姿勢からの脱却を図りたいと考えていました。

競合さえもパートナー。単なる物売りではなく、並走しながら良いものを創っていきたい、そんな企業姿勢を感じました

【黒澤様】
プレセナ社との最初の出会いは2020年に人事担当者向けに開催されていた公開セミナー。
社員一人ひとりの能動的・継続的な学習への取り組みの更なる促進のため、様々な施策を検討している時期でした。

能動的・継続的な学習の促進のためには、個々の課題の可視化やおすすめの表示といった、学習内容が連動する仕組みが必要だと思ったのですが、それを叶えられるeラーニングがなかなか見つけられませんでした。

そんな中、目に飛び込んだのが「人事のお悩み相談会」というセミナー。
セミナーによくある商品紹介ではなく、ただひたすらに参加された人事の方の疑問や悩みに答えていく形で相談に乗っていただくことができました。単なる研修教材提供会社ではなく、「課題に対して真摯に向き合い、パートナーとして良いものを創っていきたい」、そんな思いを感じました。

「じゃあ、作っちゃいましょう」の一言から始まった「最適化学習プラン」

【寺澤様・黒澤様】
私達が当時「社員の自律学習の仕組み」のために必要と考えていた要素は
「自己理解」「能力の伸長」「フレキシブルな提供」の3つ。

自身の好きなものだけでなく、求められるスキルの期待値と照らし合わせた上で学びの選択を行い、継続的にしっかりと学習でき、社員・人事双方にとって使いやすいことが重要だと考えていました。

ただ、この理想にぴったりと合致するサービスはなかなかなく・・・。

打ち合わせでプレセナ社のご担当者には以下のような課題をお話しました。

①アセスメントテストが一部の社員への提供に留まっており、社員の自己理解のための機会が広く提供できていない
②ビジネススキル向上のためのeラーニングを公募型の教育メニューの一つとして提供しているが、アセスメントテストとは別物のため、アセスメントテスト結果とeラーニングの連動が出来ていない
③eラーニングを流し見して満足する社員も多い。学んだつもりで終わらずにしっかり学習内容が定着する仕組みを作りたい
④eラーニングを提供しても途中で学ばなくなってしまう社員がいる。一方で、受講人数には一定の上限を設ける必要があり、応募人数が多いと一部の社員には学習機会を提供出来ないこともある。学ぶ意欲のある社員に効率的な提供をしたい

特に④に関して、一般的にeラーニング業界はアカウント数やテスト・コンテンツ数によって売上を増加させるビジネスモデルだと思っていたため、受け入れてもらえる先はなかなか見つけるのが大変だろう、と覚悟していたのですが・・・

しかしながら、打ち合わせにご同席いただいたプレセナ社代表の高田さんからは意外な一言でした。「確かに難しい課題です。一方で、これらは人材育成に携わる方全員の課題だとも感じています。他社がやってくれないなら、うちで作っちゃいましょう」

既存のビジネスモデルを変えるサービスになるにも関わらず、プレセナ社の意思決定がスピーディで驚きました。また、弊社の課題に一つ一つ向き合っていただき、打ち合せを重ねるごとに最初はイメージだったものが両社の中で具体化していきました。

これが後に弊社が導入することになった「最適化学習プラン」の始まりでした。

まずは大きな一歩が踏み出せたと感じています。ただ、実現したいことはまだまだあります。

【寺澤様・黒澤様】
現在、グループ会社を含めた500名以上に対して本プランを導入しています。
スキルが可視化され、学習コンテンツが推奨される仕組みが有益であると感じる一方、更なる学習効果向上のため、プレセナ社と最適化学習プランの機能面での拡充やその他の施策など、まだまだ一緒に取り組ませていただきたいことがあります。

「社員自らが『学びたい』という意識を醸成するためには何が必要なのか?」
私達はこの命題に対する一つの対応として、最適化学習プランを最大限活用していきたいと思っています。

最適化学習プランを検討される皆様へ一言

【黒澤様】
社員自身が自分の強み・弱みを自ら理解し、学習を選択することが出来る。
そして自らの仕事のキャリアを形成するビジネススキルを養うことが出来る。

このような自律学習を促進するための仕組みが最適化学習プランには詰まっていると感じます。私達と同じように「社員の自律的な学習の促進」や「学習の習慣化」が必要な企業であればきっと役に立つサービスだと思います。

寺澤様・黒澤様、お忙しいところ本日はありがとうございました。

(取材日:2021年10月19日)
(聞き手:株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ 高橋 季央)

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