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About companyこだわり抜いた透明な評価制度
全員の給料がオープンである
プレセナに入社してみんなが驚くことがあります。それは、全員の給料がオープンになっていることです。自社開発の給与計算システムにて全てが開示されており、誰がいつ、いくらもらったかが一目瞭然です。
社員が数名の頃ならいざしらず、規模の拡大に伴い給与計算は大変な作業になりました。複雑な給与計算とその一件一件の確認を、自社システムで自動化するまで、それはそれは負荷の高いプロセスでした。それもそのはず、給与計算が「あっているかどうか」をチェックするのは、社員本人なのです。「この案件は2名で担当したので、営業貢献割合は私が70%で、彼に30%つけて下さい」「この開発は難易度が高かったので、インセンティブ金額はいくらです」「この講師登壇はワークショップ型だったので、インセンティブの掛け率は何%です」など、何度かやり取りが続いた上で給料が決まります。そんなフェーズを経てもなおこのオペレーションを続けているのは「変わった会社」だと思われるかもしれません。
優秀な人がやめる理由を考えたらこうなった
なぜそんな面倒くさいことをやり通したのでしょうか。社員数10名ぐらいの時に周囲にこの話をすると、多くの人に「そんなの規模が小さいからやってられるんだよ。人数が増えたら無理だよ。」と言われました。しかしプレセナでは、この「給与計算業務」こそがコア中のコアだと考えており、人数が100人になろうが200人になろうが、今のやり方を捨てるつもりはありません。
それはなぜかというと、結局のところ、優秀な人が辞めていく最大の理由は「評価に納得がいかないから」だというのがプレセナの考えであるからです。プレセナも創業してから約半年の間は、普通の会社と同じように年俸制でした。しかしそうすると「自分はもっと貢献したはずなのに」「自分はあの人よりは出来るはずなのに」「経営陣が私を見てくれない」と、不平不満が他人に向かってしまう。ただそういうことを言う人に限って、実際は仕事をしていないことが多い場合があります。「君は仕事が出来ていない」「いや私はやっています」というのを、経営陣と話し合っても、上司と話し合っても、結局は「上が私を見てくれない」となってしまいます。
だったら、ルールを決めて全てをオープンにし、社員全員で評価すれば文句のつけようがないだろうと、そのルール自体もオープンにして、ルールに文句があるならば、ルールも全員で議論して変えてしまえばいいじゃないかと考えたのが、現在の評価制度のルーツです。その後、数年間にわたり「この仕事にインセンティブがつかないのはおかしい」「私はこういう貢献をしたが、給料が上がらないのはおかしい」・・・といった類の議論が毎月繰り広げられ、現在のインセンティブ制度が完成しました。
評価制度
プレセナで「Souffle」と名付けられたこのシステムは、多くの企業文化を生み出しています。
フェアでオープンな文化
まずは経営理念にある「フェアでオープン」という文化を間違いなく醸成しています。みんなが最も隠したがるのが給料です。「社長っていくらもらっているの?」「あの講師と、あの講師ってどっちが給料高いの?」「〇年勤めたAさんって、今はいくらもらっているの?」給料をクローズにしていると、そんなヒソヒソ話が社内で起きるだろうと考えています。
自責志向と改善マインド
インセンティブ計算のルールは全て明確であり、評価もほぼ全員の合議や当事者間の話し合いで行われるため、手にする給料の金額については文句のつけようがありません。全て自己責任、自分のパフォーマンスであり、もし仮にルールがおかしい場合は、ルールのおかしさについて討議をした上で、遡及して修正されます。いずれにせよ、全ては自己責任なのです。だからこそ、前向きな努力が評価され、何事についてもよりよく改善していこうという気持ちが強まるのではないかと考えています。
思いやりの気持ちと負荷調整
このシステムを見れば、今月誰が何の仕事をどの程度したのか、が丸わかりです。ある人の1ヶ月の給料が200万円を超えていたとしても、プレセナでは「いいなぁ、すごいなぁ」と思うよりも「仕事が集中してしまっている」「身体は大丈夫か」という気持ちが強く働きます。普段は同じぐらいの仕事ぶりの人で、給与格差がついてしまっていたら「ルールがおかしいんじゃないか」「仕事の割り振りがおかしいんじゃないか」という問題意識が芽生えます。給料が高いというのは、それだけ負荷がかかっているということの現れだとみなされています。